第 23 太陽活動期における 太陽中性子の観測 松原豊他太陽中性子観測グループ 平成 18 年 3 月 27 日 松山大学 日本物理学会第 61 回年次大会

共同研究機関・グループ 名古屋大学太陽地球環境研究所 中部大学工学部 日本大学生産工学部 山梨学院大学商学部 信州大学理学部 ベルン大学物理学科 エレバン物理学研究所 サンアンドレス大学理学部・ BASJE グループ 国立天文台、東大宇宙線研究所 理研・横浜国大・宇都宮大・埼玉大 メキシコ国立自治大学

太陽圏における高エネルギー粒子 太陽 Earth 荷電粒子 中性粒子 磁場 M. A. Lee 1991

太陽中性子国際観測網 2005 年度に改良した

平成 17 年度乗鞍で行ったこと 1. データ取得システムを二系統にした。 2. サイドアンチカウンターを増強した。 ---> 比例計数管 7m ×40 本 3. 風力発電機 2 台増設。

データ収集系を二系統に 昨年度、 PC のハードディスクが故障。 ICRR LAN FPGA

サイドアンチを増強する

太陽中性子望遠鏡駆動電力 平均 100 ワットの発電（ 53 ワット必要）。 今年度購入。

乗鞍ライブカメラ 12 月 7 日 太陽中性子部屋の 天井をモニター 風力発電がまわって るか？ シーズン後半不調

乗鞍太陽中性子望遠鏡今後の改良 n p エネルギー 方向 方向部の復活 エネルギー 電源供給 Only 粒子弁別

平成 17 年度メキシコ・ボリビアで行ったこと 1. データ取得プログラムが自動的に立ち 上がるようにした。 PC (linux) + CAMAC 2. メキシコは省エネルギー化 + 現地研究者等の努力により メキシコ市  シェラネグラの ネットワーク確立

黒点数の変動 ISES Solar Cycle Sunspot Number Progression Jan1992Dec2007 Monthly Sunspot Number 11years

X クラスフレアの頻度 Jan Feb years

: X クラス 10 回 17:39 Sep X クラス GOESNORH X-ray P: >10MeV >50Me V >100Me V

太陽活動の違い Sep.7-9, 2005 Mar.8-10, 2006 X クラス GOES X-ray flux

Start: 17:17 Max.: 17:40 X17 S06E89 Arbitrary ( 対数 ) GOES X-ray p(>10Me V) p(>100Me V) p(>50Me V) Sep.7Sep.8 17:42 X クラス

Start: 20:52 Max.: 21:06 X5.4 S11E74 Arbitrary ( 対数 ) GOES 21:04 X-ray p(>10Me V) p(>100Me V) p(>50Me V) Sep.7Sep.8 X クラス

太陽の位置 21: 年 9 月 7 日 2005 年 9 月 8 日 メキシコとボリビアが 好条件 メキシコとハワイが 好条件 大気の厚さ大気の厚さ X17X5.4

太陽中性子検出器の計数率 : 2005 年 9 月 8 日 ハワイ メキシコ Time (UT) StartMax X5.4 一分値一分値 一分値一分値 ~50MeV ~100MeV

太陽中性子検出器の計数率 : 2005 年 9 月 8 日 ハワイ メキシコ Time (UT) StartMax X5.4 三分値三分値 三分値三分値 ~50MeV ~100MeV

Start: 21:30 Max.: 22:11 X2.1 S10E45 Arbitrary ( 対数 ) GOES X-ray p(>10Me V) p(>100Me V) p(>50Me V) Sep.10Sep.11 22:10 X クラス

太陽の位置 21: 年 9 月 10 日 ハワイが好条件 大気の厚さ大気の厚さ X2.1 RHESSI も見えてい る 21:1522:45

ハワイ検出器の 計数率 : 2005 年 9 月 10 日 Start Max X2.1 一分値一分値 2123 UT ~50MeV ~100MeV

2005 年度の太陽中性子観測まとめ 1. 太陽中性子観測網のメインテナンス 乗鞍・メキシコ・ボリビアに重点 2006 年度は乗鞍の方向機能復活へ 年 9 月の X クラスフレアの解析 9 月 7 日を除く 9 フレアで、きれいな 信号はこれまでに得られていない。 現在、過去に遡って再解析中

To be continued…

ハワイ太陽中性子望遠鏡

メキシコ太陽中性子望遠鏡 n p

: GLE は？ Sep 6 16

050907: Bolivia vs Mexico (1) (UT) Bolivia: neutron telecopeMexico: neutron telecope Bolivia: neutron monitor (UT) >40MeV >240MeV preliminary >120MeV >30MeV

050907: Bolivia vs Mexico (2) preliminary Bolivia: >40MeV X 2 Mexico: >30MeV Bolivia: neutron monitor X 0.5

Start: 00:01 Max.: 00:31 X1.7 N04E34 Arbitrary ( 対数 ) GOES X-ray p(>10Me V) p(>50Me V) Dec.31Jan.1 00:32 p(>100Me V) X クラス

太陽の位置 2005 年 1 月 1 日 ハワイが好条件 大気の厚さ大気の厚さ X1.7 RHESSI も見えてい る 23:4501:15

ハワイ検出器の 計数率 : 2005 年 1 月 1 日 Start Max X1.7 一分値一分値 UT ~50MeV － ~100MeV

Start: 00:22 Max.: 00:43 X1.2 N11E10 Arbitrary ( 対数 ) GOES X-ray p(>10Me V) p(>100Me V) p(>50Me V) Jan.14Jan.15 00:44 X クラス

太陽の位置 21: 年 1 月 15 日 ハワイが好条件 大気の厚さ大気の厚さ X1.2 RHESSI も見えてい る 23:4501:00

ハワイ検出器の 計数率 : 2005 年 1 月 15 日 StartMax X1.2 五分値五分値 ~50MeV ~100MeV －2－2 1.5 UT

Start: 06:36 Max.: 07:01 X7.1 N12W58 Arbitrary ( 対数 ) GOES X-ray p(>10Me V) p(>100Me V) p(>50Me V) Jan.20Jan.21 07:02 X クラス

太陽の位置 2005 年 1 月 20 日 チベットが好条件 大気の厚さ大気の厚さ X7.1 RHESSI も見えてい る 06:1507:30

半世紀ぶりの大 GLE Bartol homepa ge 2005 年 1 月 20 日 / 秒 60 倍に ! 6:50 8:20

チベット検出器の計数率 : 2005 年 1 月 20 日 >120MeV>40MeV >80MeV>160MeV Time (UT) 6 8 StartMax X7.1 一分値一分値 68

チベット検出器の計数率 : 2005 年 1 月 20 日 >120MeV>40MeV >80MeV>160MeV Time (UT) 4 10 StartMax X7.1 三分値三分値 410

チベット方向別計数率 : 2005 年 1 月 20 日 Time (UT) 6 8 StartMax X7.1 一分値一分値 68 NE SE NW SW

チベット方向別計数率 : 2005 年 1 月 20 日 Time (UT) 4 10 StartMax X7.1 三分値三分値 410 NENW SWSE

Neutron time of flight between Sun and Earth Time: delay from a light